「LCプロ株式会社様」編 ’未来像を共有する’

 LCプロ株式会社様は、2023年12月16日 創業されます。
 社長の 山本勇一朗様は、保険会社の営業マンとして27年間「先義後利」を信念として、お客様の幸せを常に願われてきました。この度、創業にあたってもその「先義後利」の信念のもと、生命保険営業マンとして培われた知識・経験・ノウハウを基に、新たにクライアント企業の従業員の方々の「キャリアデザインを支援する」事業も加えていこうと考えられています。
 
 その出発にあたり、まずはご自身の会社を一緒にもりあげてもらう社員の方々と、未来像を一緒に描き、その描いた未来像は重なりあっているか?を確認しあうワークを実践していただきました。
 最初に山本様には、ご自身が今後どんな会社にしていきたいのか?何を目指しているのか?を語っていただきました。メンバーの方々には事前に、それも1年以上前から常に「こうしたい!こんな風になりたい!」と、事あるごとに語られてきただけに、手元に原稿はありません。静かな語り口調ですが、よどみなく、それでいて、「先義後利」という信念については、特に熱い想いに溢れていました。
 その後、社長も含め、メンバーの方々と一緒に実際に受け取った想いを絵にしてみると、その表現は様々ながら社長の強い想いは確かに、受け止められていました。さすがに、事あるごとに社長は語り、それをメンバーと共有している事がよくわかりました。この会社のメンバーは経験豊富なメンバーと若いメンバーで構成されていて、実際にはその経験値やノウハウに大きな違いが有ります。しかし、相互のその良い面を受入れ合う、教え合う温かな雰囲気が有りました。
 
 最後に今回のゴールであった「自分の居場所であるべき会社」、「戻るべき場所としての未来像」をどの程度、ワークによって達成できたかを確認してみました。参加下さったメンバーの方から、「みんなの考えが判って安心した」や、「みんなが同じ基盤にたっている事が確認できてよかった」等の感想を頂きました。
 今回、オーダーをいただきました社長の山本様から、「今日はみんなが安心している顔を見られて、自分も安心できた。会社の規模を大きくするという視点を、僕が持たないといけないと改めて思ったね」と、山本様ご自身にも安堵した顔を見せていただけました。

 社長の頭の中にある会社の未来像、メンバーの受け止めている未来像。目に見えない未来像について、言葉にしたり、描いてみてみんなで語ってみる事で、受け止めた内容や感じ方に違いが現れたりします。それをどれだけ重ね合わせていけるか、会社の状況や社会情勢によって変化する姿を確認しあえるか。
 みんなの考えや想いから出る行動を理解し、受容しあう会社であり続ける事。そのよりどころとなる「会社の未来像」を持ち寄って語り合う時間の効用も、「社長からの日々の発信」があってこそ感じられた時間でした。

 あなたの発信を、誰と共有して、進んでいく未来はどんな姿ですか?
 

2023/11/30