最後のひと月、12月

 12月の始め。ある人の「コップの水の理論と同じで、’もう12月と思うか、まだ、12月と思うか’です。」という話を聞いて、以前の私を思い出した。
 会計事務所で働いていた私は、12月は毎月のお客様の決算業務に加え、各社の年末調整業務が加わり繁忙期に突中している。毎月の業務でさえも、ほぼいっぱいいっぱいである所に追加業務が入ってくるこの時期は、毎日毎日を終える事で精いっぱい。明日の事さえ、考えられずにいた。そのため、12月の最終日を私は、ただひたすらに待っていた。そして、毎年の年末年始は燃料の切れた人形の様に、ただぐったりと過ごしていた。
 そんな癖がついていたが、この12月を迎えるにあたって、改めて考えてみた。あと1か月、31日ある中で、何をするか。1か月を31日、と考えただけでまだまだ、何か出来る気がした。
 
 何がしたいか、何をすべきか。まずは、前月以前に決まっているスケジュールがある。その他に、今月中にやりたい事(このBlogもそうだ。)年賀状の用意の様に、やっておくべき事もある。また、1月や2024年を見据えて考えておきたい事、時間のあるこの時だからこそ、じっくり考えたい事等。書き出してみると、思った以上にこの12月だから、時間のある時だからやっておきたい事が有る事に気が付いた。それを、スケジュールに入れてみる。スケジューリングをする事で、動きやすくなった事と、思った以上に時間が取られる事も判ってきた。常に、自分が目をやる所にこれらを表示しておくことで、やりたい事を如何にやるか?に意識が向き、止める事を考える事も出来た。
 そして、これを書いている28日。皆さんは仕事納めでしょうか。私も、これを書きながらこの12月を振返っています。やはり、日々「今日は何をやるか、やらないか」に意識を向け続けただけでも、新たな人との出会いや、その方々から受ける影響等、以前の12月とは大きな違いが有りました。私にとって、この12月はこの1年を振り返る大切な31日。
 まだ、「3日」あります。今年を振り返り、来年の12月を見通して計画をする大切な3日間にしたいと思います。
 
 2024年の12月のあなたに、予祝としてどんな言葉を贈りますか?

2023/12/28