自分を肯定してみる
2024年最終日。
今年は、起業して以来の4年間で最も色々な方にお会いし、話をさせていただいた1年だった。
今年から商工会議所のメンバーになり、会議所主催の行事に参加してみた所、色々な想いを持って創業をされ、様々な活動を展開される中で日々考え、人と会い、新たな展開をチャレンジをされている等、自分の知らなかった世界、新しい視点や人々との出会いは、気づきを多くもたらされるものとなった。今後は、新しく得た視点や縁を自分ならどの様に広げたり繋いでいけるのか、を考えていこうと思っている。
コーチングセッションでも、様々な業務やポジションで働くクライアントさんの話を聴かせていただく機会を得た。人材不足が言われて久しい時代にあって、多くの働く人々が、日々の仕事とご自身の生活に追われて、混乱をしたり疲弊している現実を見てきた。その中にあっても、コーチングの時間をご自身と向き合う為に確保し、現状を把握し、見つめ直し、いったい何がこうさせているのか?と真摯に向き合われる姿に感銘を受け続けてきた。
以下は私の見方に過ぎない。
多くの人々は、本当に真面目に真摯に仕事に向き合い結果を出そうともがいている。しかし、私には他者から求められる、或いはご自身が作り出す「あるべき姿」を追い求めている、「あなたではない誰かになろうとしている」様に見えるのだ。
例えばこういう方が居た。本当は理路整然と資料を整え、リスクを回避する手段をいくつも考え、その中から現時点で最も適切だと判断される方法を冷静に選びたいのに、常に「強さと速さによる決断が求められる姿」だ、とご本人が思い込み(信じ込み)それが出来なくて焦る、どうしてよいか判らなくなってしまう、と。そして、この話を上司、同僚、チームメンバーの誰にも話せず(話さず)、抱え込み、更に混乱していらっしゃる。
確かに、ビジネスの現場では人も足りず、常に時間に追われている。即断即決が求められる場合も有るだろう。そういう事が得意な人もいるだろう。でも、あなたには理路整然と考える論理性が、リスクを想定できる多面的な視点が、勢いでなく冷静に判断できる現実的な目が備わっている。
どうしていいか判らなくなった時、一呼吸して一旦落ち着いてみる。いったい今、何が求められているのか。私にできる事、私にしか出来ない事は何なのか、を考えてみるのはどうだろう。
人には絶対に、その人にしか出来ない事がある。その人にしか出来ないやり方がある。
私には、失敗を笑える自分がいる。笑いに変える見方ができる。これが私なりのやり方だ。
2024年の最終日、出来なかった事はいくつもある。それを数えることも出来るが、出来た事、自分なりにチャレンジした事を数えてみよう。小さな事から大きな事まで、丁寧に思い出してみよう。絶対に沢山あるに違いない。今日、眠りに着く前に自分を肯定して今年を終えよう。私が今まで出来なかった事だ。
このブログを年末に書くと決めて、最後に自分を肯定する事が出来た2024年でした。
あなたのチャレンジを聴かせてください。

