2025年の”自分の在り方”を考える

 今年の自分の在り方を象徴する1文字を考えてみた。
 「意」
 漢字の成り立ち:’音+心’ から、心の中の音、つまり思う心
 漢字の意味:「志」は自らの決断や決意を、「味」はある事象の含む内容や価値を、「向」はある行動を起こそうとする心の動きを指し示すなど、人の心の動きや考えを示す抽象的な概念(参照:NIPPOLLE「意」漢字の成り立ちと意味)

 昨年は、様々な人と対話をする中で、自分とは異なるものの見方、考え方、言葉に与えている意味等に、触れる機会を多くいただいた。その度に、もっとそのクライアントさんの心の声(音)を深く聴けるように成りたい、そのクライアントさんの言葉にならない想いを語れるような関係性を構築し、一緒に探求していけるように成りたいと強く思う様になった。そこで今年は、クライアントさんの行動や言動に込められている意味を知る、その方の解消したい事、達成したいと思う事の意思の強さを補強し、支えながら、その方自身の意向に沿ったテンポや方法を選択し、一緒に進んでいけるコーチとして更に進化する、としてこの漢字を選んだ。

 また、自分が何かをやると決める際にはその意義、意味や意図についてよく考えて、チャレンジする行動に繋げていきたい。2024年はまず、やりたい事をやってみる、伸びやかに楽しんでみる1年だったので、今年は自分がやりたい事は、「何がやりたいと思わせるのか」や「何に繋がるのか、何に繋げられるのか」という意識を持ち続けて展開していきたいと思う。
 
 一通り考えてみて思った事は、私はやはり人の気持ちの動きやその人の使う言葉に非常に関心がある、ということだった。声という音にのって発せられる言葉。そこにはその人の考えや想いのみならず、微妙な気持ちの変化が音調として現れている事に改めて気が付き、その音の変化にもじっくりと耳を傾ける1年にしようと思う仕事始めでした。

 あなたが今年の初めに決めた事には、どんな意味・意思・意志が込められていますか?
 

2025/1/6